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内部統制の限界

内部統制は絶対的ではない

 『内部統制』は『絶対的なもの』ではなく、いくら適切に整備され運用されているとしても、不正や企業の不祥事を完全に防げるわけではなく、常に限界が存在しているのです。
 内部統制は、経営者等がその環境や経験則等を基に人工的に作り上げたもので、そこに人の『悪意・不注意』があれば、いくら優れたルールや仕組みを重ねても機能しなくなってしまうのです。

 例えば、内部統制におけるチェック機能を担当する人物が、完璧に不正や誤謬等見つけ出す事は現実的には難しく、また、複数の担当者が共謀したりすることによって、チェック機能が働かない状態となれば、内部統制はその有効性を全く失ってしまいます。
 更に、内部統制は経営者が構築するものであることから、経営者自らが意図的に内部統制の仕組みを無視し、株価維持のために架空売上を計上することを部下に命じてしまうケースでは、財務報告の信頼性をいう目標は損なわれてしまいます。

機能・効果

 

 しかしながら、内部統制を整備することにより、担当者の共謀や不注意によるリスク等はある程度低減されるとともに、共謀や不正を行なうことが相当程度困難な状況とし、発生の抑制効果となります。